エンゲージガンダム キャノン装備
エンゲージガンダムが設計・運用されていた場合の、後方支援機をコンセプトに強化したエンゲージガンダム換装プランのIF機体。機動力・継戦能力を犠牲にし、高火力武装を多数搭載している。
ランドセルのビーム・サーベルを廃止し、V作戦で支援機として活躍したガンキャノンやガンタンクの肩部キャノン砲のデータを参考に、高出力のビーム・キャノンを装備。
その他の武装として、2連装ビーム・ライフルをベースにした腕部ビーム・キャノン、ザクIIの脚部3連装ミサイル・ポッドを参考に新造した4連装ミサイル・ポッドを装備している。コア・ファイター形態でもビーム・キャノンが使用可能となっており、コア・ファイター単体でも高火力支援機として活躍できるレベルの火力を備えている。
エンゲージガンダム ブースター装備
エンゲージガンダムが設計・運用されていた場合の、高機動戦闘をコンセプトに強化したエンゲージガンダム換装プランのIF機体。機動力が上昇する追加ブースターを装備。 追加ブースター自体はコア・ファイターが装備しており、コア・ファイター状態でも追加ブースターは使用可能となっている。 加速や最高速については申し分が無い一方、ユニバーサル・ブースト・ポッドで採用されていたフレキシブル・ジョイントなどは採用されておらず、姿勢制御や機動性、運動性についてはGP01フルバーニアンに劣る。 なお、コア・ファイターに追加装備された大型ビーム・サーベルはビーム・キャノンとしても使用できる。
ロズウェル・ジェガン
シャアの反乱時、アムロ・レイ大尉の発案で造られた攻防一体のサイコミュ兵器「フィン・ファンネル」は、サイコフレームと組み合わせることでニュータイプ能力の増大による良好な戦果が観測されたが、サイコミュ兵装の開発におけるフィン・ファンネルのデータは決して十分とは言えなかった。そこでRX-94
量産型νガンダムでの採用を前に、実用プランの立案及びデータ収集を目的に先行生産されたのがこのRGM-89NT-1 ロズウェル・ジェガンである。
ベース機体には高い汎用性を持つRGM-89
ジェガンA型が採用され、コックピットブロックの一部にはサイコフレームも搭載された。実用試験においてはシャアの反乱時に観測されたフィン・ファンネルの戦果には及ばないものの、従来のサイコミュ兵装を上回る結果を残し、偶発的なものかと思われていたIフィールド・バリアの展開にも成功した。これらのデータはIフィールド・シールドに繋がるAE社の研究を大きく前進させる結果をもたらした。
強襲用九十九式
コスモ・バビロニア建国戦争を期にMS開発競争が活発化。サナリィの後塵を拝したAE社は過去に蓄積された技術を再編することで、フォーミュラー計画を上回る性能を有した機体開発を画策した。その中で社内の独自コンペに提出されたのがMST-99 九十九式であり、機体コンセプトはグリプス戦役時に「百年使えるMS」との願いを託されたMSN-00100 百式をU.C.0120年代に向けてアップデートするというものだった。MST-99の特徴はムーバブル・フレーム構造を利用して脚部を変形させ、ブースター・ユニットを増設することで本機、MST-99A 強襲用九十九式に換装できる点にある。武装としては70mmアサルトガトリングを装備し、バックパックのハード・ポイントには各種ミサイル兵装などを内蔵したウェポン・コンテナをマウントしている。その名の由来はニホンにおける「九十九」即ち「永劫とも思える時間・経験」や「多様性」から引用されており、このチームがMSN-00100からどれほど影響を与えられたか分かるほどである。
ディジェ・アサルトパッケージ
カラバの独力ではMSA-099 リック・ディアスの運用は難しいとされていたが、ルオ商会やAE社キャリフォルニア・ベース支部の協力により、実戦試作機MSK-008
ディジェの開発に成功する。陸戦用のこの機体は伝説の一年戦争のエース、アムロ・レイがキリマンジャロ攻略戦やダカール電撃戦などで搭乗し戦果を残したことで、カラバ開発という不信感を拭いさった。
その後MSK-008はエースパイロット向けに少数が生産され、個々の得意とする戦術や機体構成に合わせた改造が行われた。中でもMSK-008S/A
ディジェ・アサルトパッケージと呼ばれるこの機体は僚機との連携を前提とした爆撃支援機として運用された機体である。
本体をS型と呼ばれる強化型へ改造し、肩や脚部などを改修。各部の増加装甲内にはFSWS計画からフィードバックされたミサイル・ポッドが内蔵され、上記運用に適した制圧能力を有している。また各ミサイル・ポッドは弾頭発射後に任意でパージすることでデッドウェイトを排し、可能な限り以降の継続戦闘の支障にならない様に設計された。
ザック・ポッド
GSREX-210608
ザック・ポッドは、サイド2の新興商社のGSREX商会がジャンクから作成したハンドメイド・モビルスーツ。サイド1のジャンク屋であるゲモン商会の作業用MS
ゲゼと比べて小型なミドル・モビルスーツサイズであり、ホビー用として売り出された。
大量生産が行われたMS-06
ザクⅡのパーツを流用している部分もあり、旧ジオニック社風のデザインでまとめられている為、主に旧ジオン公国軍系機体の愛好家向けに作られた商品だったが、ザックポッドという名称が連邦軍の手で開発されたRMS-106
ハイザックを想起させたことで今ひとつ受注数は伸びなかったようだ。
また、コロニー内での運用も可能なホビー機として開発された機体ではあるが、レプリカMS同様に過激な武装テロリストによって運用され、対艦ミサイルやザク・マシンガンを調達し装備した機体も現れた。これを受けてGSREX商会は製造を中止した。しかし実際に動くカスタム品を見たことでマニア向けのマーケットでザック・ポッドの価格は高騰。GSREX商会はマニア向けに少数再生産を行ったと言われている。
ボール・ボーイ
GSREX-110309
ボール・ボーイはサイド2の新興商社、GSREX商会が開発・販売を行うハンドメイド・モビルスーツの一機種。ジャンクから作りあげた本機は一年戦争時に活躍したRB-79
ボールをモチーフとし、GSREX-210608
ザック・ポッドとのセット販売や、地球連邦軍を得意先とする会社での運用を見越した商品展開が行われた。
サイド1のゲモン商会のゲゼと比較するとミドル・モビルスーツサイズ並に小さく、オリジナルのモビルポッドのボールとはサイズが異なるためパーツの互換性はない。しかしこの機体をベースに好事家が様々な改造を行っており、一年戦争仕様のミニチュアサイズのレプリカなども存在する。
ホビー機として開発されたボール・ボーイではあるが、過激な武装テロリストによって低反動キャノン砲や低出力のビーム・トーチを装備した実例も報告されている。
ガトー専用リック・ドム
ジオン公国の宇宙用量産型MSで、陸戦用重MS「ドム」のホバー機能をスラスターに、脚部のエンジンを熱核ロケット式に換装する事で宇宙用に改修した機体。中でも一部のリック・ドムは、MS携行式のビーム兵器運用試験の為、ジェネレーターが強化された上で、試作品であるMAの高出力ビーム砲を転用した「ビーム・バズーカ」と呼ばれるビーム兵器を持たせた機体が存在するが、この兵器の実戦運用においては冷却面などの不安要素が多く、さらに大量生産も不可能だった事にから、ごく一部のベテランパイロットのみに配備された。本機はその内の1機で、MS全体を「ソロモンの悪夢」の異名を持つ「アナベル・ガトー」のパーソナルカラーに変更した専用機となっている。
サイコミュ試験搭載用ザクⅡ
ニュータイプ用MSであるジオングのテスト機として、試作された機体。ニュータイプと言われる者の発する感応波は、ミノフスキー粒子を振動させて周囲に伝達する特性をもつことが判明し、能力保持者の意思を受信、増幅し、複数の異なる機器に伝え軍事利用するシステム「サイコミュ」が開発された。ジオングの中核となるこのシステムと、有線式のメガ粒子砲をテストするためにザクIIを利用して開発が進んだが、メガ粒子砲用にジェネレーター出力が強化され、高機動戦闘用にスラスターが増設されるなど過程で、外観はザクIIから大きくかけ離れたものとなった。本機はあくまでジオングのテスト機で、実戦配備予定がなかったこともあって正式名称が不明瞭であり、プロジェクト名の「ビショップ計画」からコードネームで「ビショップ」と呼ばれたり、「サイコミュ・システム試験用ザク」「Zタイプ・ザク」など様々な呼び名を持つ。
エンゲージゼロ・追加ブースター装備型
『ガンダム開発計画』のフォロー機として開発されたエンゲージゼロに、大推力の追加ブースター・ポッドを装着した形態。
偶然から実戦運用されることとなったエンゲージゼロへ、旧ジオン軍残党によるテロリスト部隊の掃討作戦用として、さらなる機動力を確保することが検討された。
開発スタッフの発案により、背面に大推力の追加ブースター・ポッドを装着することが決定したが、爆発的な加速性能を得られる代わりに、高G耐性のないパイロットでは失神してしまう機体となってしまった。
これにより、テロリスト部隊の一撃離脱戦法にも対応ができるようになったものの、モビルアーマーでの高機動戦闘経験を持つペッシェですら、ブースター点火からの稼働時間は3分が限度とされた。
高機動型ケンプファー
一年戦争末期に開発されたジオン公国軍のケンプファーを、一撃離脱戦法に特化した高機動型としてカスタマイズした機体。
パイロットは旧ジオン軍残党のテロリスト、ミチェル・カノ。
ケンプファーはもともと強襲用の重モビルスーツとして設計されており、同時期に開発されたモビルスーツと比べても極めて高い機動性を有しているが、本機はそのケンプファーを改造し、アナハイム・エレクトロニクス社(以下、AE社)がGP計画で開発したシュツルム・ブースター・ユニット3基を装着させることで、さらなる高機動性能を獲得している。
それ以外にも、本機は内部パーツが全面的にオーバーホールされており、特徴的なシュツルム・ブースター・ユニットをはじめ、GP計画からの試作パーツが多数流用されており、AE社とテロ部隊との繋がりを強く疑われる結果となった。
史実においては、ガンダム試作0号機“ブロッサム”を元に開発が進められた『ガンダム開発計画』だが、もしもエンゲージゼロの技術が採用され、ブロッサムと双方の要素が融合(エンゲージ)した機体が完成していたら、という歴史上のIF機体。高性能な万能機を目指したブロッサムと、高機動戦闘を主眼に置いたエンゲージゼロの双方の特徴を取り入れる結果となり、汎用モビルスーツとしては非常に高い完成度を誇る。
エンゲージガンダムが設計・運用されていた場合の、耐久力向上をコンセプトに強化したエンゲージガンダム換装プランのIF機体。
NT-1アレックスで採用されたチョバム・アーマーに対し、本機体は完全に機体に増加装甲という形で着脱不可で装着されており、FSWS計画の意向が強く現れている。
装甲が強化された反面、武装面については乏しく、携行用のビーム・ライフルは使用可能だが、ビーム・サーベルも設計上廃止されている。
一方でコア・ファイターについては素体同様に重装甲になりつつも、スラスター部が強化されており、機動性は大きく損なわれていない。
エンゲージガンダムが設計・運用されていた場合の、後方支援機をコンセプトに強化したエンゲージガンダム換装プランのIF機体。機動力・継戦能力を犠牲にし、高火力武装を多数搭載している。
ランドセルのビーム・サーベルを廃止し、V作戦で支援機として活躍したガンキャノンやガンタンクの肩部キャノン砲のデータを参考に、高出力のビーム・キャノンを装備。
その他の武装として、2連装ビーム・ライフルをベースにした腕部ビーム・キャノン、ザクIIの脚部3連装ミサイル・ポッドを参考に新造した4連装ミサイル・ポッドを装備している。
コア・ファイター形態でもビーム・キャノンが使用可能となっており、コア・ファイター単体でも高火力支援機として活躍できるレベルの火力を備えている。
エンゲージガンダムが設計・運用されていた場合の、支援戦闘機との合体による性能向上をコンセプトに強化したエンゲージガンダム換装プランのIF機体。火力、防御力、航続距離を強化したプランとなっている。
エンゲージガンダムは素体そのままで、コア・ファイターをG・ディフェンサーを参考に重点的に強化した形態でありスーパーガンダムにあった合体機構は廃止されている。
主な武装はコア・ファイターに装備された長砲身のビーム砲であるロング・ライフル。
他武装としてサイドユニットにはミサイル・ポッドを装備。
エンゲージガンダムが設計・運用されていた場合の、高機動戦闘をコンセプトに強化したエンゲージガンダム換装プランのIF機体。機動力が上昇する追加ブースターを装備。 追加ブースター自体はコア・ファイターが装備しており、コア・ファイター状態でも追加ブースターは使用可能となっている。 加速や最高速については申し分が無い一方、ユニバーサル・ブースト・ポッドで採用されていたフレキシブル・ジョイントなどは採用されておらず、姿勢制御や機動性、運動性についてはGP01フルバーニアンに劣る。 なお、コア・ファイターに追加装備された大型ビーム・サーベルはビーム・キャノンとしても使用できる。
シャアの反乱時、アムロ・レイ大尉の発案で造られた攻防一体のサイコミュ兵器「フィン・ファンネル」は、サイコフレームと組み合わせることでニュータイプ能力の増大による良好な戦果が観測されていた。しかし戦果は良好であるものの、サイコミュ兵装の開発におけるフィン・ファンネルのデータは決して十分とは言えず、RX-94量産型νガンダムでの採用を前に実用プランの立案及びデータ収集の為に先行生産されたのがこのRGM-89NT-1
ロズウェル・ジェガンである。
ベース機体には高い汎用性を持つRGM-89
ジェガンA型が採用され、コックピットブロックの一部にはサイコフレームも搭載された。実用試験においてはシャアの反乱時に観測されたフィン・ファンネルの戦果には及ばないものの、従来のサイコミュ兵装を上回る結果を残し、偶発的なものかと思われていたIフィールド・バリアの展開にも成功。これらのデータはIフィールドに繋がるAE社の研究を大きく前進させる結果をもたらした。
コスモ・バビロニア建国戦争を期にMS開発競争が活発化。サナリィの後塵を拝したAE社は過去に蓄積された技術を再編することで、フォーミュラー計画を上回る性能を有した機体開発を画策した。その中で社内の独自コンペに提出されたのがMST-99 九十九式であり、機体コンセプトはグリプス戦役時に「百年使えるMS」との願いを託されたMSN-00100 百式をU.C.0120年代に向けてアップデートするというものだった。MST-99の特徴はムーバブル・フレーム構造を利用して脚部を変形させ、ブースター・ユニットを増設することで本機、MST-99A 強襲用九十九式に換装できる点にある。武装としては70mmアサルトガトリングを装備し、バックパックのハード・ポイントには各種ミサイル兵装などを内蔵したウェポン・コンテナをマウントしている。その名の由来はニホンにおける「九十九」即ち「永劫とも思える時間・経験」や「多様性」から引用されており、このチームがMSN-00100からどれほど影響を与えられたか分かるほどである。
カラバの独力ではMSA-099 リック・ディアスの運用は難しいとされていたが、ルオ商会やAE社キャリフォルニア・ベース支部の協力により、実戦試作機MSK-008
ディジェの開発に成功する。陸戦用のこの機体は伝説の一年戦争のエース、アムロ・レイがキリマンジャロ攻略戦やダカール電撃戦などで搭乗し戦果を残したことで、カラバ開発という不信感を拭いさった。
その後MSK-008はエースパイロット向けに少数が生産され、個々の得意とする戦術や機体構成に合わせた改造が行われた。中でもMSK-008S/A
ディジェ・アサルトパッケージと呼ばれるこの機体は僚機との連携を前提とした爆撃支援機として運用された機体である。
本体をS型と呼ばれる強化型へ改造し、肩や脚部などを改修。各部の増加装甲内にはFSWS計画からフィードバックされたミサイル・ポッドが内蔵され、上記運用に適した制圧能力を有している。また各ミサイル・ポッドは弾頭発射後に任意でパージすることでデッドウェイトを排し、可能な限り以降の継続戦闘の支障にならない様に設計された。
GSREX-210608 ザック・ポッドは、サイド2の新興商社のGSREX商会がジャンクから作成したハンドメイド・モビルスーツ。サイド1のジャンク屋であるゲモン商会の作業用MS
ゲゼと比べて小型なミドル・モビルスーツサイズであり、ホビー用として売り出された。
大量生産が行われたMS-06
ザクⅡのパーツを流用している部分もあり、旧ジオニック社風のデザインでまとめられている為、主に旧ジオン公国軍系機体の愛好家向けに作られた商品だったが、ザックポッドという名称が連邦軍の手で開発されたRMS-106
ハイザックを想起させたことで今ひとつ受注数は伸びなかったようだ。
また、コロニー内での運用も可能なホビー機として開発された機体ではあるが、レプリカMS同様に過激な武装テロリストによって運用され、対艦ミサイルやザク・マシンガンを調達し装備した機体も現れた。これを受けてGSREX商会は製造を中止した。しかし実際に動くカスタム品を見たことでマニア向けのマーケットでザック・ポッドの価格は高騰。GSREX商会はマニア向けに少数再生産を行ったと言われている。
GSREX-110309 ボール・ボーイはサイド2の新興商社、GSREX商会が開発・販売を行うハンドメイド・モビルスーツの一機種。ジャンクから作りあげた本機は一年戦争時に活躍したRB-79
ボールをモチーフとし、GSREX-210608
ザック・ポッドとのセット販売や、地球連邦軍を得意先とする会社での運用を見越した商品展開が行われた。
サイド1のゲモン商会のゲゼと比較するとミドル・モビルスーツサイズ並に小さく、オリジナルのモビルポッドのボールとはサイズが異なるためパーツの互換性はない。しかしこの機体をベースに好事家が様々な改造を行っており、一年戦争仕様のミニチュアサイズのレプリカなども存在する。
ホビー機として開発されたボール・ボーイではあるが、過激な武装テロリストによって低反動キャノン砲や低出力のビーム・トーチを装備した実例も報告されている。
ジオン公国の宇宙用量産型MSで、陸戦用重MS「ドム」のホバー機能をスラスターに、脚部のエンジンを熱核ロケット式に換装する事で宇宙用に改修した機体。中でも一部のリック・ドムは、MS携行式のビーム兵器運用試験の為、ジェネレーターが強化された上で、試作品であるMAの高出力ビーム砲を転用した「ビーム・バズーカ」と呼ばれるビーム兵器を持たせた機体が存在するが、この兵器の実戦運用においては冷却面などの不安要素が多く、さらに大量生産も不可能だった事にから、ごく一部のベテランパイロットのみに配備された。本機はその内の1機で、MS全体を「ソロモンの悪夢」の異名を持つ「アナベル・ガトー」のパーソナルカラーに変更した専用機となっている。
ジオン公国軍の宇宙用試作型MS。高機動型ザクⅡの初期型を「白狼」シン・マツナガの専用機としてチューンした機体である。マツナガが大戦前半に上げた戦功に対して与えられたもので、彼のパーソナルカラーである白系統の塗装が施されている。
バルギルの頭部を、サイコミュを搭載したガンダムヘッドと換装したモビルスーツ。
バルギルのサイコミュとオーバーライドすることによってムーン・ムーンに突き刺さるサイコプレートが使用可能となった。
パイロットのユッタ・カーシムの意思を反映するかのように起動するサイコプレートは突進による格闘武器として使用することができる。
ネオ・ジオンが独自に開発したニュータイプ専用機。
パイロットはネオ・ジオン軍に所属する強化人間のアゴス・ラガート。
本機はMSN-04サザビー開発の為のプロトタイプ機で次世代サイコミュの実験をされていたが、アタラント3に積み込まれる際に回収され、従来のサイコミュとファンネルを装備している。戦闘中にファンネルが起動しないトラブルが発生したが、ユッタの意思をムーン・ムーンに祀られるガンダムヘッドが中継することによって操ることが出来た。
ZZガンダムやFAZZなどのデータを統合・再設計されたシータプロジェクトの集大成となる機体。ムーバブル・フレームにはコア・ブロック・システムが採用されており分離・合体・Gフォートレス形態への変形機構をそなえている。主武装であるメガ・ビーム・ランチャーを発展させたハイパー・メガ・カノンにはビーム・スマートガンでも採用されたレドーム状のセンサーが搭載され強行偵察から拠点制圧までこなすことができるワンマンオペレーション機である。パイロットはサフィラ・ガードナー中尉が専属で搭乗している。
テム・レイ博士を中心とした新型モビルスーツ開発プロジェクト「RX-78計画」で誕生した白兵戦用モビルスーツ。サイド7で開発された2号機に当たる本機はジオンの主力兵器ザクⅡをはるかに上回り、試作機でありながら数多くの敵機を撃墜する。
『赤い彗星』の異名を持つシャア・アズナブルの専用機。
基本構造は一般のザクⅡと同じであるが、シャア本人のオーダーによる改良で赤く塗られたボディと指揮官機であることを示すマルチ・ブレード・アンテナを搭載。そしてリミッターの解除によって一般機の30%増しの推進力を得ることができ、高推力を駆使した一撃離脱の戦闘を行う。
サイド7宙域にてガンダムと交戦して以来、再三ホワイトベース隊との激闘を繰り広げる。
ジオン公国軍の試験用MS。サイコミュ試験用のMS-06Zを改修した機体である。脚部が大推力のロケットエンジンに変更され、高速機動時でのサイコミュ実験に用いられた。後のジオング開発の際には、本機のデータが反映されている。両腕は有線式のサイコミュ兵器で、各指部がビーム砲となっている。
ニュータイプ用MSであるジオングのテスト機として、試作された機体。ニュータイプと言われる者の発する感応波は、ミノフスキー粒子を振動させて周囲に伝達する特性をもつことが判明し、能力保持者の意思を受信、増幅し、複数の異なる機器に伝え軍事利用するシステム「サイコミュ」が開発された。ジオングの中核となるこのシステムと、有線式のメガ粒子砲をテストするためにザクIIを利用して開発が進んだが、メガ粒子砲用にジェネレーター出力が強化され、高機動戦闘用にスラスターが増設されるなど過程で、外観はザクIIから大きくかけ離れたものとなった。本機はあくまでジオングのテスト機で、実戦配備予定がなかったこともあって正式名称が不明瞭であり、プロジェクト名の「ビショップ計画」からコードネームで「ビショップ」と呼ばれたり、「サイコミュ・システム試験用ザク」「Zタイプ・ザク」など様々な呼び名を持つ。
アナハイム・エレクトロニクス社(以下、AE社)が、地球連邦軍の『ガンダム開発計画』の追加プランとして開発した試作モビルスーツ。
コードネームはエンゲージゼロ。
AE社ではすでに、『ガンダム開発計画』の前段として試作0号機“ブロッサム”の開発が進められていたが、高性能な万能機というコンセプトに対する連邦軍の要求はあまりに高く、ブロッサムをフォローするという形で、様々なオプションプランも提案されていた。
その中のひとつがエンゲージゼロであり、対モビルスーツ戦での強襲突撃を主眼としている。
『ガンダム開発計画』のフォロー機として開発されたエンゲージゼロに、大推力の追加ブースター・ポッドを装着した形態。
偶然から実戦運用されることとなったエンゲージゼロへ、旧ジオン軍残党によるテロリスト部隊の掃討作戦用として、さらなる機動力を確保することが検討された。
開発スタッフの発案により、背面に大推力の追加ブースター・ポッドを装着することが決定したが、爆発的な加速性能を得られる代わりに、高G耐性のないパイロットでは失神してしまう機体となってしまった。
これにより、テロリスト部隊の一撃離脱戦法にも対応ができるようになったものの、モビルアーマーでの高機動戦闘経験を持つペッシェですら、ブースター点火からの稼働時間は3分が限度とされた。
アナハイム社の試作型MS。「ガンダム開発計画」で、試作4号機として計画されていた機体である。宇宙での機動性を重視し、高い白兵戦性能を持った機体であったが、開発コンセプトが試作1号機と重複することもあり、計画は中止された。
一年戦争末期に開発されたジオン公国軍のケンプファーを、一撃離脱戦法に特化した高機動型としてカスタマイズした機体。
パイロットは旧ジオン軍残党のテロリスト、ミチェル・カノ。
ケンプファーはもともと強襲用の重モビルスーツとして設計されており、同時期に開発されたモビルスーツと比べても極めて高い機動性を有しているが、本機はそのケンプファーを改造し、アナハイム・エレクトロニクス社(以下、AE社)がGP計画で開発したシュツルム・ブースター・ユニット3基を装着させることで、さらなる高機動性能を獲得している。
それ以外にも、本機は内部パーツが全面的にオーバーホールされており、特徴的なシュツルム・ブースター・ユニットをはじめ、GP計画からの試作パーツが多数流用されており、AE社とテロ部隊との繋がりを強く疑われる結果となった。